「最近、分け目が広がってきた気がする…」
「髪のボリュームが減って、セットが決まらない…」
それ、もしかしたら**FAGA(女性男性型脱毛症)**かもしれません。
「AGA=男性のもの」と思われがちですが、実は女性にも起こる脱毛症の一種で、30代以降の女性を中心に増加傾向にあります。
この記事では、女性のAGA(FAGA)とは何か?その原因・症状・対策方法まで詳しく解説します。
【目次】
- FAGA(女性のAGA)とは?
- FAGAの主な症状
- 原因は?なぜ女性にも起こるの?
- FAGAと他の脱毛症の違い
- 対策と治療法
- 自分でできる予防・改善習慣
- まとめ:早めのケアが美髪を守るカギ
1. FAGA(女性のAGA)とは?
FAGAとは「Female Androgenetic Alopecia」の略で、女性型脱毛症のことです。
男性のAGAと違い、頭頂部を中心に髪が全体的に薄くなるのが特徴。額の生え際が後退することは少なく、**「びまん性脱毛症」**とも言われます。
2. FAGAの主な症状
- 髪の毛が全体的に細く、コシがなくなる
- 頭頂部や分け目が透けて見えるようになる
- 髪のボリュームが出にくい
- 抜け毛の量が急に増えるわけではないが、徐々に目立つ
3. FAGAの主な原因
- ホルモンバランスの乱れ(特に更年期)
- 遺伝的要素
- ストレスや生活習慣の乱れ
- 過度なダイエットや栄養不足
- 加齢によるヘアサイクルの変化
4. FAGAと他の脱毛症の違い
脱毛症の種類 | 特徴 | 主な原因 |
---|---|---|
FAGA(女性AGA) | 頭頂部が薄くなる | ホルモン、加齢、遺伝 |
びまん性脱毛症 | 全体的に薄くなる | 栄養・ストレス・出産後など |
円形脱毛症 | 一部が円形に抜ける | 自己免疫疾患 |
5. FAGAの治療法と対策
■ 医療機関での治療
- スピロノラクトン:男性ホルモンの作用を抑制
- ミノキシジル外用薬:発毛を促進する市販薬もあり
- HARG療法、メソセラピー:成長因子の注入
- 女性向け育毛サプリ・漢方も併用されることがある
■ 医師に相談すべきサイン
- 抜け毛が3カ月以上続いている
- 明らかに頭皮が透けて見える
- 家族にも薄毛の人が多い
6. 自分でできる予防・改善習慣
- バランスの取れた食生活(タンパク質・鉄・亜鉛)
- 睡眠とストレス管理
- 頭皮マッサージや育毛シャンプーの活用
- ヘアスタイルや分け目の工夫で見た目ケアも◎
- 過度なカラーやパーマの頻度を減らす
7. まとめ:薄毛に悩んだら、ひとりで悩まず専門医へ
女性の薄毛は、デリケートな悩みであるからこそ、我慢せずに相談することが大切です。
「髪は女性の命」とも言われますが、それだけにメンタルへの影響も大きいもの。
早期対策をすることで、進行を止めたり、改善するチャンスは十分にあります。
気になる症状があれば、まずは専門クリニックや皮膚科へ相談してみましょう。