サプリの効果

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サプリメントとは?

サプリメントは、健康食品の一種として広く認識されています。日本では、健康食品に関する明確な定義は存在しませんが、一般的には健康の維持や増進をサポートする食品とされています。

1-1. 健康食品の分類

健康食品は、主に「保健機能食品」とそれ以外の食品に分類されます。特に、保健機能食品は以下の3つのカテゴリに分かれます。

〇 特定保健用食品(トクホ)

特定保健用食品、通称「トクホ」は、科学的根拠に基づき、健康維持や増進に役立つと認められている食品です。例えば「コレステロールの吸収を抑える」といった効能が表示されることがあります。この表示は、国の審査を経て、消費者庁長官から許可を得ることで可能となります。

〇 栄養機能食品

栄養機能食品は、ビタミンやミネラルなど、日々必要な栄養素を補うことを目的とする食品で、これらの栄養素に関する機能を表示することができます。国による事前審査は不要ですが、基準量以上の栄養素が含まれていることが条件となり、その栄養素に関する機能が示されます。

〇 機能性表示食品

機能性表示食品は、事業者が規定に基づき、食品の安全性や機能性に関する情報を消費者庁に届け出て、承認を得ることで機能性が表示できる食品です。これにより、消費者は食品の健康効果についての情報を得ることができます。

このように、健康食品はその機能や効果に関して厳格な基準が設けられており、消費者が信頼して使用できるようになっています。

サプリメントの多くは栄養機能食品

サプリメントの多くは、栄養機能食品またはそれ以外の健康食品に分類されます。栄養機能食品に該当する成分は、ビタミン類13種類、ミネラル類6種類、脂肪酸1種類の合計20種類です。

栄養機能食品を表示する際には、対象成分の明記に加えて、1日あたりの摂取目安量に対して適切な含有量が範囲内であることが求められます。また、摂取に際しての注意事項を明確に記載することも義務付けられています。

サプリメントに期待できる効果

サプリメントが期待できる効果は、主に健康の維持や増進に役立つことです。しかし、サプリメントには即効性がないため、短期間の摂取で劇的な効果を実感することは難しいです。例えば、1か月摂取してすぐに効果を感じるわけではなく、長期的な視点での健康投資と考える方が適切です。

厚生労働省が発表した「令和2年度版 厚生労働白書」によれば、2016年の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳でした。さらに、最近では「健康寿命」が注目されています。健康寿命とは、病気や障害に悩まされることなく、日常生活を支障なく送れる期間のことを指します。

2016年の健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.79歳とされています。平均寿命と健康寿命を比較すると、男性は約8年、女性は約12年の差があり、その差の期間は病気や介護が必要になることが多く、生活の質が低下しがちです。

年齢を重ねても、旅行や運動、趣味を楽しむために健康を維持したいと考える方にとって、サプリメントは有効な手段となります。サプリメントは、将来に向けてより活動的で充実した毎日を送るための「自分への投資」と言えるでしょう。

自分がどのような生活を送りたいかを考え、それに応じてサプリメントを取り入れるかどうかを決めることが大切です。

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