ニードル脱毛とは?
ニードル脱毛(針脱毛・電気脱毛)は、細い針を毛穴に挿入し、電流や高周波を用いて毛根や毛乳頭を破壊する脱毛方法です。この技術は元々逆さまつげの治療を目的に開発されたもので、破壊された毛穴からはほとんど毛が再生しないため、永久脱毛が可能です。
特に、白髪や色素の薄い毛、さらには眉や口元などのレーザー脱毛が難しい部位にも対応できるのが大きな特徴です。これにより、さまざまな毛質や部位に対して効果的に施術が行えるため、レーザー脱毛が適さない方にとっても有力な選択肢となります。
ニードル脱毛の刺激の強さ
ニードル脱毛を受けた方の半数以上が「刺激は我慢できる範囲」と感じている一方で、約33%の方は「強い刺激」と感じています。刺激が苦手な方には、医療脱毛の絶緑針脱毛よりも、電気分解法やフラッシュ法などの美容脱毛が適しています。
さらに、契約前にお試しプランを利用することで、実際に体験し、契約後の後悔を防ぐことができるでしょう。
ニードル脱毛で効果が現れる回数は?
ニードル脱毛を体験した方の半数以上が、約5回の施術で効果を実感しています。この方法は生えている毛に直接アプローチするため、即効性があるのが特徴です。ただし、体表に出ている毛は全体の約15〜20%程度なので、1回の施術で処理できる範囲には限界があります。
また、部位や毛量、毛の状態によって個人差があり、毛深い方の中には10回以上施術を受けているケースもありますので、カウンセリング時に医師に詳しく確認することをおすすめします。
ニードル脱毛の料金相場
ニードル脱毛は自由診療のため、クリニックやサロンによって料金体系が異なります。特に広範囲の施術や毛量が多い部位では、費用が高くなることが一般的です。
たとえば、女性のワキには片側で1800本以上、両ワキで3600本以上の毛が生えているとされています。ニードル脱毛では1分間に約10本を処理できるため、片ワキの施術でも時間と費用がかかる可能性があります。このため、施術を受ける前にしっかりと料金や所要時間について確認しておくことが重要です。
ニードル脱毛メリット
メリット① 脱毛後すぐに効果が現れる
ニードル脱毛の最大の魅力は、施術を受けた瞬間に毛が抜けるため、即座に脱毛の効果を実感できる点です。美容脱毛サロンの光脱毛や医療脱毛クリニックのレーザー脱毛では、照射後に2〜3週間待たなければ毛が抜け始めないため、効果が見えるまでに不安を感じる方もいるでしょう。しかし、ニードル脱毛はその場で結果が出るため、「脱毛した」という実感をすぐに得られ、自然とモチベーションも高まり、脱毛を続けやすくなります。
メリット② どんな肌質・毛質でも脱毛OK
ニードル脱毛は、どんな肌質や毛質にも対応できるのが特長です。通常のレーザー脱毛や光脱毛は黒い色素に反応しますが、ニードル脱毛はその影響を受けません。毛穴に直接電流を流して脱毛するため、日焼け肌や敏感肌、アトピー、乾燥肌、ニキビ肌の方でも安全に施術が可能です。また、白髪や細い毛にも問題なく対応できるため、毛の太さや色に関わらず確実な効果が得られるのも大きなメリットです。
メリット③ レーザー脱毛や光脱毛では照射不可な部位でも施術可能
ニードル脱毛は、レーザーや光脱毛が対応できない部位でも施術できるため、非常に便利です。たとえば、粘膜部分や眉周りなどのデリケートな箇所でも、ニードル脱毛なら安全かつ確実に脱毛を行うことができます。1本ずつ毛穴にアプローチするため精度が高く、広範囲や敏感な部位でも安心して施術を受けられます。さらに、細かいデザインも可能なので、眉やヒゲ、VIOのデザインにこだわりたい方にも最適です。
ニードル脱毛のデメリット
デメリット① レーザー脱毛と比べると強い刺激を感じる
ニードル脱毛は、毛穴に針を挿入し、1本ずつ脱毛する方法であるため、施術中に強い刺激を感じることがあります。刺激の感じ方は個人差が大きく、その日の体調によっても変わるため、施術を途中で断念してしまう方もいるほどです。刺激に敏感な方には、麻酔を使用するか、美容脱毛を選ぶことをおすすめします。
デメリット② 脱毛完了までに時間や費用がかかる
ニードル脱毛は1本ずつ処理するため、脱毛完了までにはかなりの時間と費用がかかります。1分間に処理できるのは約10本程度で、女性のワキ毛は片方で1,800本以上もあるため、両ワキを脱毛するには6時間以上かかることもあります。施術は1回30分〜2時間程度が一般的ですが、一度の施術で全ての毛を処理することはできません。したがって、複数回の施術が必要になり、費用が増加する点もデメリットです。
デメリット③ 2~3mm程度ムダ毛を伸ばしておく必要がある
ニードル脱毛では、電流を使用して毛根を破壊し、その後ピンセットで毛を取り除きます。効果を得るためには、毛が2〜3mm程度伸びている必要があるため、施術前にある程度のムダ毛を生やしておかなければなりません。特に見せたくない部位のムダ毛をわざわざ伸ばさなければならないため、毛による不快感や周囲の視線が気になる方も多いでしょう。