糸リフトの種類

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糸リフトとは

糸リフトは、頬やフェイスラインのたるみ、ほうれい線やマリオネットラインなど、シワの原因となるたるみを根本的に改善する治療法です。

糸リフトの効果

糸リフトでは、小さなコグ(棘)がついた医療用の糸を顔の皮下組織に挿入し、皮膚や脂肪を直接引き上げてリフトアップします。この施術により、小顔効果やアンチエイジング効果が期待できます。

また、糸が挿入されたことの刺激でコラーゲンが増生、肌のハリツヤをアップさせる美肌効果も表れます。

溶ける糸・溶けない糸の違いと特徴

糸リフトで使用する糸は、溶けない素材と溶ける素材とがあります。

溶ける糸

糸リフトで使用される溶ける糸は、PDO(ポリジオキサン)、PCL(ポリカプロラクトン)、PLLA(ポリ-L-乳酸)といった素材で作られており、これらはもともと血管手術などで使用されている安全性の高い医療素材です。

吸収には個人差がありますが、一般的にPDOは6ヶ月~12ヶ月、PCL+PLLAは18ヶ月~36ヶ月ほどかけて徐々に体内に吸収されてなくなります。PDOは吸収が早く、美肌効果が主に期待されます。一方、PCL+PLLA素材の糸は伸縮性があり、リフトアップ効果と美肌効果をバランスよく得られるのが特徴です。

溶けない糸

溶けない糸は、芯がポリエステルでできており、外面とコグ(棘)はシリコンで構成されています。このコグが4方向に高密度で配置されているのが特徴です。また、糸自体の伸縮性が高いため、溶ける糸に比べてリフトアップ効果が強く、特に40代以降のアンチエイジング目的で使用されることが多いです。

溶けない糸は体内で吸収されずにそのまま残り、引き上げる力が持続しますが、老化によって再びたるみが発生する可能性はあります。

糸リフトのダウンタイム

糸リフト後に多く見られる症状として、引っ張られている感じの違和感や、口を開けづらさ、触れたときの痛みがあります。これらの症状は個人差がありますが、通常は1週間以内に消失します。

施術の翌日には、特にこめかみ付近に若干の腫れぼったさが現れることがありますが、数日で改善します。また、数%の頻度で刺入部に内出血が起こり、黄色い色素沈着が目立つことがありますが、これも2週間程度で完全に消失します。

特に吸収されない糸を使用した場合、リフトアップ効果が強く、フェイスラインからほほにかけてひきつれの線が最長で1ヶ月程度残ることがあります。この線が陰になって目立つこともありますが、時間とともに改善します。

よくあるダウンタイム中の症状

  • 痛みや腫れ
  • 口が開けづらい
  • 皮膚の引きつれ
  • 糸刺入部の凹み
  • 糸刺入部の内出血

こんな人におすすめ

  • たるみが軽度で、皮膚の弾力性がある方
  • 手術や切開を避けたい方
  • 顔や首の軽度なたるみやしわを改善したい方
  • リフトアップやフェイスラインの改善したい方
  • 若々しい印象を保ちたい方
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