顔のむくみの原因
むくみの主な原因は水分の滞りです。塩分や水分の摂りすぎ、さらにはアルコールの過剰摂取も影響します。お酒をたくさん飲むと血中のアルコール濃度が上昇し、血管が拡張して水分の代謝が滞るため、飲み会の翌日にむくむことが多いでしょう。
また、血行不良も水分の代謝を妨げ、むくみを引き起こします。睡眠不足や運動不足、冷えにも注意が必要です。忙しくて熟睡できない方や、デスクワークで動く機会が少ない方、お風呂に入らずシャワーだけで済ませる方は、むくみが起きやすい状態になっています。
顔のむくみが気になるときは、マッサージで対策
原因を理解して気を付けていても、朝起きたらむくんでいることは少なくありません。そんな気になるむくみには、簡単なマッサージがおすすめです。以下に試しやすい手順と注意点を紹介します。
マッサージの方法
- 小鼻の脇に小指を当て、頬を手で包み込んで、ゆっくり圧を加えます。
- 頬を指全体で持ち上げるように、大きく円を描きます。
- 中指・薬指で口角を引き上げます。
- 額に指全体で圧をかけながら、引き上げるように大きく円を描きます。
- 中指・薬指で目の周りに円を描き、最後にこめかみを優しくプッシュします。
この流れを数回繰り返しましょう。どのパーツでも、顔の中心から外側に向かって指を動かすことを意識してください。
ワンポイントアドバイス
マッサージ時には強い力を加えないように注意しましょう。マッサージ用クリームを使うと摩擦を軽減でき、滑りが良くなります。また、クリームには保湿効果もあります。マッサージを行う際は、クリームを併用することをおすすめします。
さらに、肌と手を清潔に保つことも大切です。洗顔後や化粧水を付けた後に行い、一度手を洗ってからマッサージを行ってください。
顔のむくみを起こさないために、日常生活で気を付けるべきこと
マッサージは応急処置に過ぎません。顔のむくみを防ぐためには、日常生活から気を付けることが重要です。以下のポイントを見直してみましょう。
水分・塩分・アルコールの摂取に注意
むくみに直結する水分と塩分の取りすぎに気を付けましょう。水はこまめに飲み、一度に大量に摂らないようにします。特に寝る前の水分摂取は控えめに。
料理では減塩の調味料を使い、塩分以外の香辛料やお酢で味付けを工夫してください。また、アルコールの飲みすぎにも注意し、自分に合った適量を守りましょう。
ミネラル・ビタミンをしっかり摂る
栄養バランスを意識した食事を心がけ、特にカリウムやビタミンB1を意識的に摂取しましょう。
- カリウムを含む食材:すいか、きゅうり、バナナ、昆布など
- ビタミンB1を含む食材:肉類、魚類、豆類(特に小豆)、玄米、かぼちゃなど
血行を良くして代謝を上げる
血行を促進し、代謝を上げる生活を心がけましょう。以下のポイントを参考にしてみてください。
- シャワーだけでなく、浴槽に浸かる
- 同じ姿勢で作業する際は、こまめに体を動かす
- 適度な運動をして筋肉をつけ、基礎代謝を上げる
- むくんだ朝は、冷水と温水で交互に顔を洗う
- 質の良い睡眠をとれる環境を整える
これらの工夫を取り入れることで、むくみを予防し、健康的な生活をサポートしましょう。